TYO × 株式会社さくら研究所

iPS再生医療 × 化粧品
クリニックを基盤にした新ブランド
企画提案書

再生医療から生まれた原料を、医療の信頼とともに届ける。
ブランドの顔は医療に置き、売上はB2C化粧品でつくります。

TYO × 株式会社さくら研究所 | 2026年9月 | v4.0 ドラフト | CONFIDENTIAL(社内検討用)

第1章 趣旨

iPS再生医療 × B2C化粧品。
見せ方の基盤は、クリニック

この化粧品は、再生医療から分かれた事業です。だからブランドの顔は医療に置き、売上はB2C化粧品でつくります。

見せ方の基盤=医療

名前、色、医師の監修、語り口。お客様が最初に目にするものを、クリニックと再生医療にそろえる。

収益の本体=B2C化粧品

売上と顧客基盤は化粧品でつくる。医療の信頼を、化粧品の価格と継続率に変える。

第2段階=iPS細胞サービス

化粧品で育てた顧客とCRMを、そのままクリニック事業の入口にする。

化粧品会社の新商品ではなく、
再生医療の現場から生まれた化粧品として世に出す。

第1章 趣旨

クリニックを中心に見せる、5つの理由

化粧品は、言葉で言えることが限られます。だから「何から生まれたか」を、名前と見た目で伝えます。

1

事業の本体が再生医療だから

iPS細胞、そして新しい褐色脂肪細胞。化粧品はその技術から分かれた事業です。ブランドの顔を本業にそろえる方が、話に無理がありません。

2

化粧品は、言えることが限られるから

薬機法で、効能の表現は狭い範囲に限られます。言葉で言えない「本物であること」は、医療を連想させる名前と見た目で伝えます。

3

価格の根拠になるから

iPS由来の原料は安売りしません。高価格帯の商品に、医療の信頼が裏付けを与えます。

4

「iPS」への警戒を上書きできるから

「iPS」という表記には、過去の他社事例から警戒する声が一部に残ります。一方で、iPS細胞の医療ニュースが増え、印象は良くなっています。クリニックと医師の顔で出ることが、いちばん確かな違いになります。

5

高額の初回購入を後押しできるから

TikTokやモールで知っても、高額な商品を初めて買う決め手は、医師の監修・PR・動画です。売り場の後段で、クリニックの信頼が効きます。

AIがつくれないもの

医療の信頼は、AIの時代にも残る

3〜5年で、広告も接客もネット上の販売もAIが担うようになります(第5章)。そのとき差が残るのは、医師の診療とエビデンス、そして特許で守られた原料です。

クリニックを基盤に置くことは、
3〜5年後の強さを先に取ることでもある。

第2章 ブランド名

ブランド名の候補は5つ。
軸は「医療」か「美容」か

5案とも名前に「iPS」を入れ、見た瞬間に何から生まれた化粧品かが分かるようにしました。違いは、何を連想させるかです。

推す軸
軸A 医療を連想させる

クリニック/ドクター系

iPS CLINIC
アイピーエス クリニック
Dr. iPS
ドクター アイピーエス
Dr. iPS GINZA
ドクター アイピーエス ギンザ
ねらい
再生医療由来の原料であることを、名前から直接伝える。
強み
本物感と権威。高価格と話が合う。
展開
Dr. iPS GINZA は地名を添えて、医療の拠点らしさと日本発の高級感を足す。世界に出るときの名前にする。
軸B 美容を連想させる

ボーテ/ラボ系

iPS BEAUTÉ
アイピーエス ボーテ
iPS Labo
アイピーエス ラボ
ねらい
iPSで女性が美しくなる、というイメージと覚えやすさを取る。
強み
国内の大手化粧品も使う言葉で、浸透が早い。
弱み
再生医療という核が薄まり、他社との違いが出にくい。

第2章 ブランド名

推すのは医療の軸。
親ブランドで医療を、ライン名で美容を語る

親ブランドは Dr. iPS を第一案とし、世界に出るときは地名を添えた Dr. iPS GINZA を使います。iPS CLINIC は別案です。美容の親しみやすさは、商品ラインの名前で補います。

親ブランド医療を連想させる
Dr. iPS
世界向け Dr. iPS GINZA / 別案 iPS CLINIC
商品ライン美容の親しみ
BEAUTÉスキンケア Labo高濃度・機能ライン SCALPヘア BODYボディ
候補医療の連想覚えやすさ高価格との相性他社との違い表示の扱いやすさ海外展開
Dr. iPS第一案◎○◎○○ドクターズコスメとして定着した形◎
Dr. iPS GINZA世界向け◎○◎◎○製造地と誤認させない表示が要る◎
iPS CLINIC別案◎△◎◎△医療機関と紛れない表示の設計が要る○
iPS BEAUTÉ△◎○△◎○
iPS Labo○○○△◎○

Dr. iPS を第一案にする理由

医療の連想が強く、それでいて「ドクターズコスメ」という化粧品で定着した形に収まる。医療機関と誤認されにくく、海外でもそのまま読める。

iPS CLINIC を別案に残す理由

連想の強さは5案で最も強い。クリニック事業(第2段階)と名前をそろえられる。ただし、化粧品の販売名として使う場合の表示ルールを先に固める必要がある。

評価は、TYO × さくら研究所の見立てです。最終の決定は、商標の調査と薬機法上の確認を終えてから行います。

第2章 ブランド名

世界に出るときは、
技術の名前と地名を、ひとつの名前に入れる

Dr. iPS GINZA。医療、日本で生まれた技術、日本を代表する街。3つを並べるだけで、何者かが世界に伝わる名前にします。

技術の名前で、中身が伝わる

「iPS」は世界の医療ニュースで通じる言葉です。訳さなくても、何から生まれた化粧品かが伝わります。

地名で、日本発と高級が伝わる

海外の高級化粧品は、生まれた都市の名を添えて出ることが多い。GINZA は、日本品質と高価格を一語で裏付けます。

医療の拠点に見える

「Dr.」に地名が付くと、実在する医療の拠点を思わせます。クリニックを基盤にした見せ方と、そのままつながります。

使い分け

国内の商品名は Dr. iPS を基本にし、旗艦の商品、海外、免税・越境ECでは Dr. iPS GINZA を名乗ります。海外向けには「GINZA, TOKYO」と添えて、日本発であることをさらに明確にします。

地名は単独では商標登録が難しいため、「Dr. iPS」との組み合わせで出願できるかを確かめます。製造は北海道の工場のため、GINZA を製造地と誤認させない表示にします。

第2章 ブランド名

色は、白を地に、赤とピンクをひと差し

白は化粧品の清潔さと医師の白衣。赤は医療、ピンクは女性への共感。5つのどの名前にも共通する設計です。この提案書も、同じ配色で組んでいます。

WHITE / #FFFFFF

白地の色

化粧品の清潔さ、医師の白衣、クリニックの空間。

PALE PINK / #FBEFF1

薄いピンク地の別案

白の代わりに地に使う案。やわらかさを足したいときに。

RED / #B3262F

赤ワンポイント

医療の連想。面積は小さく、要所だけに使う。

PINK / #E9A3B1

ピンクワンポイント

女性がいちばん好む色。ピンクリボンのような共感。

Dr. iPS
BEAUTÉ / SKIN CARE
白ベース
Dr. iPS
BEAUTÉ / SKIN CARE
薄いピンクベース
Dr. iPS
GINZA, TOKYO
BEAUTÉ / SKIN CARE
世界向け(地名入り)

赤十字の標章(白地に赤い十字)は、法律で使用が制限されています。医療の連想は色だけで取り、十字の形は使いません。

名前を決める前に確かめること

商標

化粧品の区分には、「IPS」を含む先行の使用例があります。特許庁の商標データベース(J-PlatPat)での調査と弁理士の判断を経て、「Dr.」「CLINIC」「GINZA」などと組み合わせた名前で出願できるかを確かめます。

薬機法と表示

販売名と広告で、医薬品や医療機関と誤認させないこと。「ドクター」「クリニック」を名乗るときの表示と、医師監修の書き方を先に決めます。表記は iPS細胞と同じ「iPS」にそろえます。

医療の広告

クリニック側の発信は、医療法の広告規制を受けます。化粧品の広告とクリニックの情報発信は、窓口と文言を分けて設計します。

第3章 オーダーメイド

iPS再生医療 × 化粧品 × クリニック。
3つがそろうから、オーダーメイドができる

ご自身の細胞からつくる、その人のためだけのスキンケア。素材・診察・製造と継続の3つがそろわないと、この一本はつくれません。3つを一つの流れにできることが、この事業ならではの強みです。

= その人の細胞からつくる、その人のためだけの一本

素材から配合、使い心地、香りまで、医師と相談しながら決めていくスキンケアです。

ほかのオーダーメイドとの違い

比較軸一般的なパーソナライズコスメ完全オーダーメイドの先行例本提案
素材メーカーが持つ既存の原料ご自身のiPS細胞の培養上清液ご自身のiPS細胞の培養上清液
相談する相手オンライン診断・アプリ美容の専門家によるカウンセリング医師(クリニック)
期間・価格すぐ届く・手ごろ受注から最長12か月・超高価格帯数か月〜1年(目安)。価格は協議で決める
続け方単発が中心単発が中心細胞を保管し、2本目以降は短い期間でつくる。再診とLINEで配合を見直す
その先──保管した細胞を、将来のクリニック事業(iPS細胞サービス)につなげる

先行例の期間は、2024年7月に公開された情報によるもの(受注からお渡しまで最長12か月の目安)。本提案の期間は目安です。

第3章 オーダーメイド

ご自身のiPS細胞でつくる、
世界に一つのスキンケア

クリニックでの診察から始まり、細胞の保管と2本目以降の継続までを、一つの流れとして設計します。

1

診察と同意

医師が肌の状態と希望を伺い、素材のつくり方・期間・細胞の扱いを説明して、同意をいただく。

2

細胞の採取

クリニックで、iPS細胞のもとになる細胞を採取する。

3

iPS細胞の作製と培養

アイロムグループの施設でiPS細胞をつくり、培養して、培養上清液を得る。

4

配合の設計

医師とのカウンセリングで決めた、配合・使い心地・香りに仕上げる。

5

品質確認とお渡し

品質を確認したうえでお届けする。使い始めてからの経過は、再診とLINEで伺う。

6

保管と継続

作製したiPS細胞を、ご本人の同意のもとで保管する。2本目以降は、保管した細胞からつくる。

続けられるオーダーメイド

一度つくった細胞が、次の一本につながる

iPS細胞を保管しておけば、2本目以降は細胞をつくり直さずに、培養から上清液を得られる。単発で終わらず、続けて使えるオーダーメイドにできる(工程と期間は要確認)。

化粧品から医療へ、
同じ細胞でつながる。

ONE ID ── 化粧品から医療まで、一つの顧客IDで上がっていく

お試し

トライアル

1mL×7包。B2Cの入口

定期

ブースター
セラム

定期購入。B2Cの本丸

最高濃度

GRADE 10

既製品の頂点

オーダー

ご自身の
iPS細胞

世界に一つの一本

医療

iPS細胞
サービス

第2段階

オーダーメイドは、化粧品とクリニック事業をつなぐ橋になる。

第3章 オーダーメイド

始める順番と、先に確かめること

まず既製品で顧客とデータの基盤をつくり、原料・医療・法律の条件がそろった段階で、提携クリニックから始めます。

1年目

仕組みを整える

提携クリニックとアイロムグループで、工程・同意の手続き・品質の基準を取り決める。既製品で顧客の基盤をつくる。

2年目

限られた人数で始める

提携クリニックで受付を始める。人数を絞って、期間・品質・お客様の満足を確かめる。

3年目

広げて、医療へつなぐ

受付を広げ、保管した細胞からの2本目以降を定期にする。iPS細胞サービスへつなぐ。

役割の分担

担い手オーダーメイドでの役割
クリニック診察とカウンセリング、同意の取得、細胞の採取、経過の確認と配合の見直し
アイロムグループ/ICELLEAPiPS細胞の作製・培養・保管、培養上清液の抽出、受託製造
TYO × さくら研究所受付からお渡しまでの進行管理、お客様対応、届出と表示の準備、LINEでの経過の確認、データの管理

先に確かめること

薬機法

化粧品に細胞そのものは入れられないため、使うのは培養上清液。一人ずつの配合を、製造販売の届出と全成分の表示でどう扱うかを整理する。製造は許可を持つ工場で行い、診察室や店頭では混ぜない。効能の表現は化粧品の範囲にとどめる。

原料の安全性と品質

ヒト由来の原料として、原料の規格・検査・製造施設の基準を満たすこと。ご本人の細胞を扱う工程の管理方法を、アイロムグループと取り決める。

医療と個人情報

細胞の採取・作製・保管・廃棄についての同意の手続きを整える。細胞と診療の情報は個人情報として厳格に管理する。クリニックの発信は医療法の広告規制を受ける。

価格・期間・受け入れ量

価格と、お渡しまでの期間、2本目以降の期間、アイロムグループの施設で受けられる人数、細胞の保管の条件を、初回の協議で確認する。

第4章 事業の全体像

iPSを基盤に、3つの事業をひとつの顧客導線でつなぐ

化粧品で2つ、医療で1つ。土台はすべて、アイロムグループのiPS特許・原料・製造。

1

化粧品 ── B2C 自社ブランド

本体。新ブランドをゼロから立ち上げ、ブランディングし、拡大する。

2

化粧品 ── B2B OEM供給

全体設計。同じ原料で、他社ブランド向けに製品をOEM供給する。

3

クリニック ── 医療 iPS細胞をつくる

第2段階。患者ごとにiPS細胞を作製し、クリニックを通じて提供する。

1|自社ブランド

販路:自社EC/楽天/Amazon/TikTok → テレビ通販(ショップチャンネル・QVC)

商品:6SKU。入口のトライアルから、頂点の GRADE 10 まで

役割:定期顧客とLINE CRMの基盤をつくり、3年で事業の柱に育てる

2|OEM供給

相手:RIZAP/エステプロ・ラボ/たかの友梨/アデランス など、エステ・ボディ・ヘア領域

線引き:濃度グレード制度(GRADE 1〜10)と剤形で自社ブランドと衝突させない。GRADE 10 は当面自社のみ

順番:先に自社で「最も濃い」を出し、その実績で広げる

3|iPS細胞をつくる

領域:化粧品(薬機法)とは法律が違う。再生医療等安全性確保法のもとで別途設計

入口:化粧品で築いた顧客基盤とCRMを、クリニック事業の入口にする

位置:顧客階段の頂点。完全オーダーメイドの上位市場は、すでに実在する

基盤|アイロムグループ/ICELLEAP

iPS細胞関連の特許(褐色脂肪細胞上清液は2039年8月まで)・原料・芦別工場での製造・効能評価に使えるCRO/SMO機能。

ONE ID ── ひとつの顧客が、3つの事業をまたいで上がっていく

お試し

トライアル

1mL×7包。B2Cの入口

定期

ブースターセラム

定期購入。B2Cの本丸

最高濃度

GRADE 10

プレステージセラム。B2Cの頂点

クリニック

iPS細胞サービス

医療。第2段階

B2B(OEM)は同じ原料を横に広げる。顧客階段は縦に上がる。どちらも、原料の供給元はひとつ。

化粧品で顧客基盤とCRMをつくり、クリニック事業の入口にする。

第4章 事業の全体像

自社ブランドに投資する軸は、EC × AI × 商品 × 物流

OEM(B2B)ではなく、自社ブランド(B2C)に投資する。その軸が、売る場所・判断する頭脳・売るもの・届ける現場。この4つを、TYO × さくら研究所は2009年から17年、自分たちの手で揃えてきた。

EC ── 売る場所

自社EC・楽天・Amazon・Qoo10・TikTokを横断して運用。楽天総合リアルタイムランキング1位を3商品で獲得。楽天店舗を育成し、2025年に事業譲渡。テレビ通販ベンダー13年。

AI ── 判断する頭脳

LINE中心のB2C AI CRM/ONE ID。「誰に・いつ・何を届けるか」をAIが判断する設計。モール運用・受注・在庫・LIVEのデータ集計をAIエージェントで日次運用。結果データをCRMに戻し、次の一手を学習させる。

商品 ── 売るもの

化粧品製造販売業・化粧品製造業・高度管理医療機器等販売業の許可を保有。企画・処方・OEM・輸入・薬事・サイト制作・撮影まで内製。テレビ通販13年の薬事実務で、表現の線引きを社内で判断できる。

物流 ── 届ける現場

八潮の自社物流センター(MFLP八潮・250坪)。自社開発のWMS・ERP・受注CRMをAWSで稼働。受注・ピッキング・梱包・配送・返品・化粧品加工・コールセンターまで一気通貫。コンタクトレンズ5年で300万個の出荷実績。

1位

楽天総合リアルタイムランキング

下地・ファンデーション・シャンプーの3商品で獲得

13年

テレビ通販ベンダー

担当ブランドの販売を支えてきた実績

5名

少数精鋭で運営

人数ではなく、システムとAIで回す

なぜ、EC × AI なのか

それは私たちの主張ではなく、世界が言っていること。McKinseyは2040年に向けて最も伸びる産業として、1位にEコマース、2位グループにAIを挙げている。

第5章 市場と手本

2040年、Eコマースは世界最大の成長産業になる

McKinsey Global Instituteは、技術の段階的変化・投資競争・巨大市場という条件を満たす18の産業を「次の競争アリーナ」として特定。18産業の合計売上は、2040年に世界GDPの10〜16%に達すると推計しています。

2040年までに成長と市場シェアの変化が見込まれる18産業(McKinsey Global Instituteの推計をもとにしたグラフ)

図:2040年までに成長と市場シェアの変化が見込まれる18産業(McKinsey Global Institute「The next big arenas of competition」の推計値をもとに作成)

Eコマースの世界売上高の伸び:2022年 → 2040年推計
2022年=1とした倍率。18アリーナ中、売上規模で最大
0 1 2 3 4 5 倍 2022年:1(基準) 2022年 1 2040年(下限):3.5倍 2040年(下限) 3.5 2040年(上限):5倍 2040年(上限) 5
3.5〜5倍

Eコマースの成長倍率

2022年 → 2040年(年率7〜9%)

1位

18産業中の売上規模

2位グループのAIソフトウェア&サービスを大きく引き離す

同レポートは、Eコマースの成長ドライバーとして「オンライン浸透率の上昇余地」「食品・日用品のEC化」「ソーシャルコマース」「物流イノベーション」を挙げています。ECの成長は、そのまま物流の成長です。

出典:McKinsey Global Institute「The next big arenas of competition」(2024年10月)、ネットショップ担当者フォーラム「ECは未来のスピード成長産業で断トツ1位」(2025年5月1日)。※レポートの基準年は2022年。

1位がEコマース、2位がAI。私たちのキーワード EC × AI は、世界が指した成長産業そのもの。

第5章 市場と手本

日本のECは10年で2倍。それでも、まだ1割

経済産業省の最新調査(2024年)では、BtoC-EC市場は前年比+5.1%で、10年で2.04倍に拡大。物販のEC化率は9.78%で、毎年着実に上昇しています。

日本のBtoC-EC市場の伸び
2014年=1とした倍率、2014〜2024年(10年で2.04倍)
0 0.5 1.0 1.5 2.0 倍 2014:1.00(基準) 2014 1.0 2015:1.08倍 2015 2016:1.18倍 2016 2017:1.29倍 2017 2018:1.41倍 2018 2019:1.52倍 2019 2020:1.51倍 2020 2021:1.62倍 2021 2022:1.77倍 2022 2023:1.94倍 2023 2024:2.04倍 2024 2.04
データを表示
年倍率(2014年=1)
20141.00
20151.08
20161.18
20171.29
20181.41
20191.52
20201.51
20211.62
20221.77
20231.94
20242.04
物販系のEC化率
%、2014〜2024年(10年で+5.4ポイント)
0 3 6 9 12 % 2014 2014:4.37% 2015 2015:4.75% 2016 2016:5.43% 2017 2017:5.79% 2018 2018:6.22% 2019 2019:6.76% 2020 2020:8.08% 2021 2021:8.78% 2022 2022:9.13% 2023 2023:9.38% 2024 2024:9.78% 4.37% 9.78%
データを表示
年%
20144.37
20154.75
20165.43
20175.79
20186.22
20196.76
20208.08
20218.78
20229.13
20239.38
20249.78
2.04倍

BtoC-EC市場の10年の伸び

2014年→2024年。2024年は前年比+5.1%

9.78%

物販EC化率(日本)

世界の小売EC比率20.5%の半分以下=伸びしろ

年率23%

越境ECの成長

世界の小売ECも、2025年から2028年で約1.3倍へ

出典:経済産業省「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」(2025年8月26日)、eMarketer「Worldwide Retail Ecommerce Forecast」(2025年5月)、経済産業省報告書引用のExpert Market Research越境EC推計(2024〜2034年)。

日本のECは、まだ1割。これから伸びる市場に、自社ブランドを置く。

第5章 市場と手本

この考え方で、ブランド立ち上げから5年、売上は毎期ほぼ2倍 ── ユンスのやり方

Aiロボティクス(東証グロース 247A)は、2021年10月に生ビタミンC美容液「ユンス」を発売。ECとAIで売り、2026年3月期の売上は3期前の約8倍。IRが示すのは、毎期ほぼ2倍で成長する再現可能な型です。

Aiロボティクス 売上高の伸び
2023年3月期=1とした倍率、3月期。2027年3月期は会社予想
0 5 10 15 倍 2023年3月期:1.0(基準) 2023/3 1.0 2024年3月期:2.0倍 2024/3 2.0 2025年3月期:3.9倍 2025/3 3.9 2026年3月期:8.2倍 2026/3 8.2 2027年3月期 会社予想:15.6〜16.7倍 2027/3予想 15.6〜16.7
データを表示
決算期倍率(2023年3月期=1)前期比
2023年3月期1.0─
2024年3月期2.01.96倍
2025年3月期3.92.01倍
2026年3月期8.22.07倍
2027年3月期(会社予想)15.6〜16.71.91〜2.04倍
650万個超

主力商品の累計販売数

生VC美白美容液。1本の美容液で積み上げた

定期 17.4万名

顧客基盤

2026年3月末 174,920名。3年で3.2倍

36名

組織生産性

少人数のまま、売上を3期で約8倍に

意味:商品を増やす前に、1つの勝ちSKUと定期基盤を作る

売上の柱はいまも1本の美容液。先に勝ちSKUと定期基盤を作り、その上に商品を増やした。

出典:Aiロボティクス株式会社 決算説明資料・有価証券報告書(2026年3月期)、同社IR。

第5章 市場と手本

3〜5年で、マーケティングはAIがやる。
そのとき強いのは、AIがつくれないもの

広告、コンテンツ、接客、ネット上の販売はAIが担い、誰でも同じ水準でできるようになる。差がつく場所が「売り方」から「売るもの」へ移る。

今日の勝ち方

EC × AI × 商品 × 物流

売る場所と、判断の速さで差がつく。私たちが17年で揃えてきた型。

3〜5年後の勝ち方

EC × AI × 商品 × 物流 × 医療

EC × AI は、どの会社にとっても前提になる。差は「AIがつくれないもの」── 原料、現場、医療に残る。

領域AIが担い、誰でも同じ水準になるそれでも残る強さ
広告・クリエイティブ生成・配信・最適化はAI。制作費とCPAの差が消える。語る中身。特許で守られた唯一無二の原料と、その物語。
接客・CRM一人ひとりへの応答と提案を、AIが24時間行う。自社の顧客データ。ひとつのIDに集まり、AIに学習させる材料が自分たちのものになる。
ネット上の販売AIエージェントが検索し、比較し、選んで買う。比較されても代替が出ない商品。供給元がひとつの原料。
情報・信頼レビューも説明もAIが要約し、言葉の差は消える。医師の診療とエビデンス。免許と法律で守られた医療の領域。
現場AIは物をつくれず、届けられず、施術もできない。物と人が動く場所。工場(芦別)・物流センター(八潮)・クリニック。

iPSを基盤とした化粧品 × クリニックは、この5つの「残る強さ」をすべて持つ。
売り方が平らになるほど、この差は大きくなる。

第5章 市場と手本

伸びた手順は真似できる。
原料の穴だけは埋められない

ユンスの5年を、商品設計・価格・販路・認知・ポートフォリオの順に分解する。

1

商品設計そのものを広告に

1mL個包装・開封後30秒。機能が語れる体験になった。

2

入口価格をひとつに固定

商品が変わっても獲得オファーを作り直さない。

3

ECと約1,000店舗を同時開店

ローンチ初日から、認知と売上を同時に作る。

4

タレントで認知を買う

CPA改善ではなく、棚を取れる「知名度」へ投資。

5

単品依存を2年で解消

美容家電・ヘアケアへ拡張し、主力比率を65.6%→44.4%へ。

OUR OPENING

彼らが持てないもの

全商品がOEM製造のファブレス。原料と処方の独自性は、構造的に外部依存にある。

売り方は手本にできる。
原料では負けない。

第5章 市場と手本

原料で負けず、外注費を利益に変えられる

ユンスとの違いは2つ。手本にするからこそ、構造上の違いを正確に把握する。

比較軸ユンス(Aiロボティクス)本企画(TYO × さくら研究所)
原料OEM各社から調達
独自性は外部依存
特許で守られたiPS褐色脂肪細胞上清液
製造ファブレス
都度OEMを選定
ICELLEAP芦別工場
OEMレシピ2,000件超
物流・CS外注自社物流(八潮・倉庫250坪)+自社CS
システム自社開発AI「SELL」自社WMS+ERP+受注CRM
薬事・運用社内テレビ通販13年の薬事実務+楽天1番店の運用力
営業利益率13.0%(2026/3期)目標18%

違い1|原料で負けない

特許は2039年8月まで。供給元が1つなら、後発は同じ物語を買えない。

違い2|外注費が利益になる

物流・CS・薬事を既存資産で回す。目標18%は、その差から逆算する。

第6章 商品と売り方

6SKU ── 頂点に GRADE 10 を置く

顔に2階層、部位に3つ、入口に1つ。段階投入で利益を作る。

#SKU
01GRADE 10 プレステージセラム上清液10%以上・最高濃度
02ブースターセラムフェイス美容液・導入型
03アイ&ラッシュ セラム目もと・まつ毛
04スカルプ&ヘア セラム頭皮美容液
05ボディラインクリーム引き締め感・保湿ケア
06トライアル1mL×7包・個包装
GRADE 10
最高濃度
上清液10%以上。ブランド価値の証明

第6章 商品と売り方

4つのチャネルを、B2C AI CRMでひとつにつなぐ

売上・認知・信頼の役割を分け、LINEマーケティングを中核に、1つの顧客IDでつなぐ。

1

知る ── TikTok

ショート動画とLIVE。使い方と原料の物語をコンテンツ化。

KPI:視聴→LP遷移率/LIVE時GMV

2

試す ── モール

楽天・Amazon・Qoo10でトライアル。レビューと受賞で信頼を買う。

KPI:レビュー件数/カテゴリ順位

3

続く ── 公式 × LINE(B2C AI CRM)

定期=LTVの本丸。LINEで継続・再購入、GRADE 10へ引き上げる。解約予兆に先回り。

KPI:LINE友だち数/定期転換率/GRADE 10転換率

4

広がる ── テレビ通販

ショップチャンネル・QVC。ブランドの信用を、最も広い層へ。

KPI:放送回あたり売上/新規顧客数

LINE CRM / ONE ID

TikTokで認知、モールで購入、LINEで継続、公式で定期化、テレビ通販で広げる。CRMをLINEに集約し、CPAとLTVを改善する。

第7章 体制

TYO × さくら研究所は、販売の前後を一気通貫で支える

受注・物流・CS・システム・薬事・制作・販促まで、運用を分断しない。

機能現在のトータルサービスTYO × さくら研究所の強み
物流物流業務代行
八潮の自社物流
在庫・出荷を自社で完結
受注受注代行
注文処理を標準化
モール・公式ECを横断対応
顧客対応コールセンター代行顧客の声をLINE CRMへ戻す
システムWMS・ERP連携/自社システム販売・在庫・受注を統合
EC・制作ネット運用・サイト制作・動画編集企画からコンテンツまで内製
販売・薬事販売支援・テレビ通販・薬事対応販路開拓と規制対応を両立

強み1|業務を分断しない

受注から出荷、CS、システムまで一社でつなぎ、運用ロスを減らす。

強み2|外注費を利益に変える

販売・制作・薬事も既存機能で支え、利益を社内に残す。

第7章 体制

売る場所を増やしても、B2C AI CRMはひとつ

販売チャネル、SNS、LINE、LIVE、物流・CSを自社システムでつなぐ。

1

売る ── マルチEC

楽天・Amazon・Qoo10・公式ECを運用。

EC:複数モール/公式サイト

2

集める ── AI CRM

YouTube・Instagram・TikTokからLINE CRMへ。

CRM:友だち獲得/再購入・定期

3

伝える ── LIVE × 制作

公式LIVE・動画制作・情報発信を内製し、販売へつなぐ。

MEDIA:ライブコマース/動画・SNS

4

支える ── 自社基盤

WMS・ERP・受注CSと八潮物流を接続。

OPS:在庫・出荷/顧客対応

TYO × さくら研究所のネットビジネス全体図

図:楽天・Yahoo!・Qoo10・公式ECと、YouTube・Instagram・LINE・公式LIVE、八潮の自社物流を、自社システム(AWS)でつないでいる現在の姿

TYO TOTAL COMMERCE

売場・SNS・LINE・LIVE・物流・CSを一つにつなぎ、顧客接点と運用を内製する。

結び

TYO × 株式会社さくら研究所

さくら研究所は、化粧品の分野において、商品企画、開発、製造、販売、物流、マーケティングまで、幅広いサービスを一気通貫で提供しています。

本提案の続き(商品の広げ方と価格帯・原料と供給・3年計画と数字・協業の体制と役割分担)は、順次このページに追加します。